台風11号が来る前に、お家でできる台風対策について

この度、台風11号の発生に備え、お家やご家族を守るための対策方法をお知らせいたします。

台風時、普段の雨では何も起こらないのに、台風が来ると雨が窓のサッシや24時間換気の給気口から吹き込む場合があります。
この原因と対策について、事前にお伝えしたいと思います。

【家の外の台風対策】
■ベランダ、バルコニー排水溝や雨樋の掃除をして水はけをよくしておく。
バルコニー排水溝の落ち葉などのつまりが原因となり、雨樋が破損したり、バルコニーが水浸しになり、家の中に雨が侵入したりする恐れがあります。

■排水溝や家の前の側溝は掃除をして水はけをよくしておく。
排水溝や側溝に落ち葉などが溜まっていると、雨水が流れずに庭がプールにようになったりするおそれがあります。
雨や風が強くなってからの作業は危険ですので、最新台風情報を確認し早めの対策をおすすめします。

【台風時にサッシから雨が吹き込む原因】
雨の向きや量が関係している可能性があります。
サッシの引き違いには、窓を動かすための戸車を収納する部分や、窓を動かすためのレールが溝を作っているため、構造上どうしても隙間のある箇所ができてしまいます。
その隙間から雨水が入ってきた場合、ある程度は外側の窓枠から排水できるようになっています。しかし、台風などで大量に水が流れ込み、一度に排水できる量を超えてしまうと室内側に浸水することがあります。

【サッシからの吹き込みを防ぐ方法】
■レール部分のゴミを除去する・レール部分の水を吸い取る
レール部分に雨水が溜まってあふれてしまっているときは、引き違い部分のレールに雑巾や吸水シートを敷いて、吹き込んでくる雨水を吸収しながらせき止めておくことで、応急処置が可能です。
ただし、水を吸い取りすぎて逆に雨水を引き込んでしまう可能性もあるため、レール部分いっぱいに敷き詰めるのではなく、引き違い部分に、堰(せき)を作るようなイメージで設置すると効果的です。
また、室外側のレールにごみが溜まっていないかをチェックしてください。
レールに水が溜まっている場合、台風による大量の雨水で排水が追い付いていない状態や、雨水が溜まりやすくなるケースも考えられます。
排水機能を劣化させないように、台風前には室外側のレールにごみなどが詰まっていないかをチェックされておいてください。

■網戸の位置を変える
網戸の位置を変えると吹き込みを軽減できることがあります(引き違い窓の場合)。
網戸の位置を室外側に近い方にあるサッシと反対側にすると、サッシが互い違いになって雨が吹き込みにくくなります。

■防水テープを貼り付ける
窓枠やガラス窓のゴムパッキンから雨が吹き込んでいるときは、防水テープを貼り付けて隙間を塞ぐ方法もあります。
貼り付ける箇所の水気を拭き取ってから、空気が入らないように下から上に向かって貼る方法がおすすめです。テープの隙間ができている部分より少し広めに貼ると、テープの縁から雨水があふれるのを防ぐことができます。
防水テープには、アルミ製やゴム製、屋内・屋外用などさまざまな種類がありますが、一部の製品は窓サッシへの使用ができないため、購入時にご確認ください。

その他の対策についても、記載させて頂きます。
是非、事前の準備にご活用ください。

【家の中の台風対策】
■窓や雨戸をしめておく。
■24時間換気システムを閉めておく。
■外からの物が飛んできた場合に備え、カーテンやブラインドを閉めておく。
■シャッターを設置していて台風時にシャッターがバタバタとうるさい場合は、シャッターとサッシの間にバスタオルなどの緩衝材を挟む。(タオルを丸めて、3つほどはさんでください。)
※窓ガラス部分ではなく、サッシの部分に挟んでください。
※台風が通過した後に必ず緩衝材を取り外すようにしてください。緩衝材の存在を忘れたままシャッターを動かしてしまうと、無理な動作をすることになるため故障の原因になります。

台風後に万が一被害に合われた場合は、火災保険のご契約内容の確認をされたうえで、加入されている保険会社さんにお問い合わせください。
また、被害があった箇所の写真を撮っておかれてください。

株式会社Lib Work

【リブワークアフターメンテナンスサービス窓口】

リブワークアフターメンテナンスサービス